車なしでモーレアを動く
イア・オラ・ナ(タヒチ語のあいさつ)。ファアア(Faa’a)に着いたものの、車は借りていません。ラグーンの向こうでは姉妹島が待っています。このガイドは「運転しない人はモーレア(Moorea)でどう動くのか」という一点だけに答えます。いま引き受けられないことは約束しません。
1. タヒチからモーレアへ:道はフェリーだけ
タヒチとモーレアのあいだに 定期の航空便はありません 。エア・モーレアの路線は2010年に廃止され、パペーテ(Papeete)とバイアレを隔てる20キロは海路のみで渡ります。
この航路は2社が、1日に何便も運航しています。
- Aremiti — 速い便で、約35分。
- Terevau — やや長く、約45分。
乗るのは パペーテの港。中心街のすぐ近くです。降りるのは バイアレの港、モーレアの東海岸です。上甲板から眺めるこの渡り自体が、旅のなかでいちばん美しい時間のひとつです。タヒチが遠ざかり、モーレアの稜線が扇のように開いていきます。ここで旅が本当に始まる、と感じる人が少なくありません。
探しても見つからないもの。 ラグーンを渡るタクシーはありません。欠けているのではなく、この距離には船が適しているというだけです。
2. バイアレに着いたら:宿へ向かう3つの方法
バイアレは港であって、目的地ではありません。宿の多く — テマエ(Temae)、マハレパ、クック湾、オプノフ、パペトアイ、ハアピティ — は、島を一周する55キロの海沿いの道に沿って点在しています。
- タクシー — Fenua’p で配車を頼めば、桟橋の前までドライバーが来ます。いちばん簡単な方法です。荷物ごと乗って、宿の前で降りるだけ。
- スクーターを借りる — 港の近くに事業者が何軒かあります。荷物の少ない二人なら50ccで足り、荷物があるなら125ccのほうが楽です。いちばん島らしい移動でもあります。風、眺め、そして湾ごとに止まれる自由。
- 小型車やSUVを借りる — 人数が多い、スーツケースがある、あるいは オプノフの展望台 や内陸の道へ行くつもりなら、港で借りる車がいちばん快適です。
混同されがちなところ。 Fenua’p では、 スクーターはタクシーではありません 。スクーターは配達と、事業者からのレンタルに使われます。ドライバーに任せたいなら、車の配車を選びます。
3. 島での日々の移動
モーレアは一本の環状道路でぐるりと回れます。午前中いっぱいで一周できますが、面白いのは何度も止まることです。テマエの浜、マハレパの店、クック湾、オプノフ湾、タアヒアマヌの公共ビーチ、ファレオネのモツ(環礁に浮かぶ小島)、アファレアイツの市場。
- たとえば 一度きりの往復 — 夜の食事、ツアーの集合、山歩きからの帰り — なら、その場の配車が向いています。
- たとえば 一日かけての島一周なら、1日単位のレンタルのほうが配車を重ねるより安くつくことが多く、なにより自分の速度で回れます。
- たとえば ガイド付きで見てまわる — 展望台、パイナップル畑、ラグーン一周、エイとサメのツアー — なら、 体験 から選びます。送迎、ガイド、多くは道具まで含まれ、ほかに手配するものがありません。
4. ファアア空港への帰り道
出発の日は、来た道を逆にたどるだけです。配車か借りた車でバイアレへ、Aremiti か Terevau で本島へ、パペーテの港からファアア空港まで配車で15分(道が空いていれば)。
時間には余裕を。とくに夕方前はパペーテ周辺が混みます。乗り遅れたフェリーは、車では代えられません。
5. まとめ
自分の車なしでモーレアを楽しむのに要るのは、3つだけです。
- フェリー 。タヒチから渡るため。Aremiti か Terevau。
- 島での足 。簡単さなら配車、島らしさならスクーター、家族連れや内陸へ行くならレンタル。
- ガイド 。展望台、エイのいるラグーン、山道など、案内があってこそのものに。
Fenua’p は、この3つをひとつのアプリにまとめています。 マウルウル(ありがとう)。よい道中を。


